
商品先物取引とは、「商品代金と商品の受け渡し時期を事前に決めてしまう取引」のことです。この取引の後に商品価格が上がっても下がっても、最初に取り決めた取引価格で売買されます。
商品を実際に生産している販売会社は、商品先物取引ができたことにより、実際の取引をする前に、販売量と売り上げを確定することができるという最大のメリットあるのです。
商品の製造会社の立場から考えると、商品をつくるための材料費が予算の範囲で確保できるかを事前に確認できます。
また、穀物を生産している会社も、収穫後にいくらで穀物が売れるのかを予め知ることができるので安心して商売をすることができるというメリットがあるのです。
商品先物取引は、このような生産者側の取引を円滑に行うために誕生した金融商品なのです。したがって、金融商品的な投資目的として誕生したのではなく、あくまでも世界経済に必要不可欠な仕組みとして作られたのです。
私たちの生活に欠かせない商品(ガソリンや金や大豆)の価格は日々変動しています。商品によって違いはありますが、数ヶ月後には倍の価格になっていたり、それとは逆に2分の1の価格になっている商品もあります。
このような価格変動が起こる要因は、諸外国の経済・政治情勢や、戦争やテロ、天候など、あらゆる事象に左右されます。この価格変動により、生産者や企業や消費者が思わぬ損失を被ることがあるのです。この損失を被るというリスクをヘッジする手法が商品先物取引なのです。